「はやぶさ」より「時刻表」に夢中⁉ 息子の鉄道愛がスゴすぎた話
絵本→図鑑→そして…時刻表⁉
「電車が好き」と一口に言っても、ハマり方はさまざま。
わが家の息子の場合、プラレールや電車グッズよりも、とにかく“読む”タイプの鉄道ファンでした。
『がたんごとん』や『しんかんせんでいこう』といった絵本から始まり、図鑑NEOやぶち鉄ブックスへ。
そしてある日、ふと息子が手に取ったのが 「時刻表」。
「これ、地名にひらがなと漢字が書いてある!」
最初は、ひらがなを読みながら、地名の漢字を覚える遊びのようでした。
でも、どんどん読み進めていくうちに、息子の興味は 「電車の運行そのもの」へと広がっていきました。
5歳児が勝手にスケジュールを組む⁉
ある日、折り紙に何かを書きながら、得意げな顔でこう言いました。
「○○駅から△△駅まで行って、□□で乗りかえて…これが今日の旅!」
なんと、朝から晩までの“電車旅プラン”を自分で立てていたのです。
驚いたのは、時刻表から所要時間・乗り換え時間を考慮して、リアルなスケジュールを組んでいたこと。
まだ保育園児だったその姿に、親のほうが「まじか…」とつぶやいたほど。
実際にパパと電車旅に出発!
そんなある日、息子の熱意に押され、パパが一緒に「鉄道旅」に行くことに。
旅プランはもちろん息子作。大人はついていくだけ(笑)
- 車窓を見ながら地名を読み上げ
- 次の乗り換えを確認
- お昼は電車の待ち時間で駅弁!
移動するだけの時間が、息子にとっては「最高の学びと遊びの時間」だったようです。
緊急事態でも冷静対応!?
あるとき、旅の途中で電車が止まり、予定のルートが使えなくなるアクシデントが。
でも、息子はパニックになるどころか
「ちょっと待って…別ルートあると思う」と言って、その場で時刻表を開き直し、迂回ルートを即座に提示!
5歳児が、です。
その落ち着きと対応力に、同行したパパも感心しきりだったとか。
“好き”をとことん伸ばすと、こんな力が育つ
この一連の体験で気づいたのは、電車を通じて育っていたのは、
ただの知識だけじゃない、ということ。
- 文字に強くなった(地名・漢字)
- 調べて考える力がついた
- トラブルにも柔軟に対応できた
- “旅”を自分でデザインする喜びを知った
「電車が好き」で終わらせず、
“自分の世界”として深めていった息子の姿に、大きな可能性を感じました。
まとめ|電車と本と時刻表のある暮らし
息子は“読むこと”を通して鉄道の世界を広げていったのかもしれません。
きっかけは1冊の絵本でも、
子どもが本当に夢中になれることなら、そこから思わぬ“伸びしろ”が生まれる──
それを感じさせてくれた、息子との鉄道旅でした。あとがき|時刻表育児、案外アリかもしれない
「電車好きがここまで来るとは…」と親の想像を超えることばかり。
でも、「ママ、これどう読むの?」と聞いてくる姿に、
“調べることって楽しい”という気持ちが育っていたと感じます。
時刻表とノートを手にした子どもの目がキラキラしていたら、
それはきっと、すごく素敵な学びの時間です。

