ベビーパークやトイズアカデミージュニアを卒業したあとに気になるのが、小学生コースのトイズアカデミーです。
この記事では、実際に子どもを通わせている親目線で、トイズアカデミーがどんな教室なのかをわかりやすく解説します。

ねえ!
この前トイズアカデミーのホームページ見たんだけどさ、『IQ130以上』とか『世界トップテン大学』って書いてあって驚いちゃったのよ。
なんかすごそうだけど、ちょっと怪しい⁉️



わかる!
しかも情報があまりない出てこないんだよね💦
口コミも少ないし、結局どんな教室なのか全然わからなくて…
ベビーパークの後に、トイズアカデミージュニアは行かせようと思ってるけど、卒業後はどうしようか悩んでるの。



そうですよね。
トイズアカデミーの公式ホームページって、イメージしづらいですよね。。
実は私も入る前は、ちょっと胡散臭いかなと思いながら入りました💦
結局、そのまま辞めずに6年間通ってます。
6年間通ってわかった、授業の雰囲気やカリキュラムなどできるだけわかりやすく解説しますね。
のんた(小1)
- 1歳で ベビーパーク に入室
- その後、トイズアカデミージュニアを経て、現在トイズアカデミー1年目
たんたん(中1)
- 小2でキッズアカデミー に入室
- 入室時の知能テストで、トイズアカデミーの入室合格ライン超え。トイズアカデミーに入室
- 小1クラスからスタート
- 現在は、部活と授業が重なるためオンライン授業で継続中
- トイズアカデミー6年目
トイズアカデミーとは?
トイズアカデミーは“思考力を伸ばす教室”
トイズアカデミーは単なる進学塾ではなく、
「思考力・読解力・表現力」を伸ばすことに特化した小学生向けの教室 です。
計算が速いとか、暗記が得意といった“作業としての勉強”ではなく、
文章を読み、考え、自分の言葉で説明する力をじっくり育てていきます。
受験塾特化ではなく、「読解力・思考力を育てる」ことを目的としています。
ベビーパークやトイズアカデミージュニアで、「考える」、「意見を言う」、「学ぶ楽しさを知る」という土台を作ってきた子にとっては、まさに次のステップになる場所です。


日本の学年制だと、“物足りない”子もいる
高い知的好奇心がある子どもにとって、日本の学年制の学びはとてもゆっくり です。
- 「もう分かってることをまた習う」
- 「もっと先の内容を知りたいのに進めない」
- 「授業のスピードが自分に合わない」
こんな“物足りなさ”を感じる子は少なくありません。
そこでトイズアカデミーでは、半年で1学年分のペースで学習を進めていきます。
順調に進めば、小学3年生の時点で小6までの内容を修了できるカリキュラムになっています。
知識をただ覚えるのではなく、文章を深く読み、考える力を鍛える授業。
「どうしてそうなるのか?」を考え、自分の言葉で伝える力もを育てていきます。
トイズアカデミーの授業
カリキュラムと進度(国語・算数、90分授業)
トイズアカデミーの授業は週1回に90分授業。これは小6までずっと同じで、高学年で週2回になったり、コマ数が増えたりはしません。
教科は国語と算数の二教科に特化。国語は読解力や表現力を、算数は文章問題を徹底的に取り組みます。
進度は、半年間で1学年分を学びます。小学校1年生時に、学校で学ぶ1・2年生の範囲を終了します。2年生時に3・4年生の範囲を、3年生時に5・6年生の範囲を終わらせます。5年生には中学生の範囲を修了し、6年生の時には3コース(アメリカ留学コース、学力定着コース、中学受験コース)に分かれます。
トイズアカデミーの独自のカリキュラムで小学校で学ぶ順番と少し異なるところがあるため、相当内容と表記。
中学受験コースは後期からスタート
- アメリカ留学コース…アメリカのボーディングスクール入学を目指す(オンライン授業)
- 学力定着コース…高校進学を目指(オンライン授業)中学範囲の学習を定着・高校入試問題相当
- 中学受験コース…中学受験をする方向け。小4後半からスタート(オンライン授業)対応校は限られる。
特徴的な指導スタイル
トイズアカデミーでは、国語と算数の土台をしっかり育てながら、子どもたちが“自分の頭で考える力”を伸ばせる独自のカリキュラムが用意されています。ここでは、トイズならではの学び方を簡単に紹介します。
国語:読解力・表現力・思考力を育てる授業
- 詩を読んだり作ったりして表現力を育てる
- 同じ本を読み、賛成/反対に分かれて意見交換
- 低学年から“具体 ↔ 抽象”の考え方を学ぶ
- 自分の考えを説明する機会が多い
- 漢字は成り立ちを遊びながら覚える
算数:文章題・思考力を重視した応用型の学び
- 計算よりも、じっくり考える文章題が中心
- 問題の場面をイメージし、式を立てる力を鍛える
- 1年で二学年分進むペースで、ほどよいチャレンジが続く
- 解き方は一つではなく、子どもの発想を尊重
- 最後まで解けなくても「どう考えたか」を大切にする
授業:少人数で考える・発表する対話型
- 独自テキストを解きながら、考える → 発表 → 先生の解説
- 正解よりも「どう考えたか」を重視
- 人前で発言する経験が自然に積める
- 少人数で理解のズレもすぐフォロー
宿題:量は少なめでも、しっかり考える内容
- 毎週、国語と算数の両方の課題が出る
- 国語はテキスト中心。作文や意見文を考える課題も多い
- 算数は1日1ページ。計算数問+難しい文章題1問(30分かかることも)
- 毎月の課題本読書。読む習慣が必要
- 小3までは、親と一緒に1時間程度取り組むことを推奨
レッスン外の学び(任意)
トイズアカデミーは、子どもたちの「もっと学びたい!」という気持ちを大切にしてくれる教室です。授業の時間だけでなく、おうちでも楽しく学べる工夫がたくさんあります。
英語
オンラインで絵本の読み聞かせや動画が楽しめます。無料のコンテンツも充実していますが、アメリカ留学コースに進級するには一定の英語レベルが必要です。進級を目指す場合は、有料コースでの学習がおすすめです。
読書
課題図書や推薦図書を活用して、授業外でも読書習慣が身につきます。自分のペースで読めるので、楽しみながら学べます。
漢字
家庭でも楽しみながら漢字を学べる工夫が用意されています。遊びやゲーム感覚で取り組めるので、自然に漢字力が身につきます
理科・社会:
小学4年生からは、受験対策として理科・社会の学習も用意されています(有料)
入室条件と料金
トイズアカデミーの特徴がわかってくると、やっぱり気になるのが入室条件と料金。
トイズは知能検査で一定ラインを超えることが必要で、受験できるのは翌年度に小1・小2になる子です。多くはジュニアからの進級組ですが、外部入室も可能。料金は小6まで月謝が変わらないのも特徴です。
入室条件
トイズアカデミーでは、入室には 知能検査で一定ライン(IQ130以上)をクリアすること が必須!
入室に使われる知能検査は トイズ独自のもの です。講師によると、一般的に知られている有名なIQテストと ほぼ同じような値が出る とのことです。(実際に有名なIQテストを受けたことはまだありません)
通っている教室では、ほとんどが トイズアカデミージュニアからの進級組 のようで、外部からの入室は比較的少なめです。
もし基準に達しなければ、代わりに キッズアカデミー などが紹介されることもあります。
料金
トイズアカデミーの月謝の特徴は、小6まで料金が一律 でわかりやすい点です。
| 項目 | 金額(税込) | 補足 |
|---|---|---|
| 知能検査代 | 数千円 | 新規生と通室生では異なる。 詳細は教室に要確認 |
| 入室金 | 33,000円 | ベビーパーク・キッズアカデミー・ジュニア通室生・卒業生は免除 |
| 月謝+管理費 | 28,050円/月 | 小6まで一律 |
| スターターキット(教材費) | 11,000円 | T7クラス(中1内容相当)以上は教材費別途 |
| その他 | 年払い・半年払い・ポイント制・兄弟割引あり |
「小1で月謝が28,050円か…!」と、最初は驚きました。
でも、小6までずっと一律で、中学までの内容を終わらせることを考えるとありがたいなと感じました。
普通の塾は学年が上がるごとに月謝も上がり、秋季・冬期講習など追加費用もかかります。
少人数でしっかり見てもらえることを考えると、この料金は十分納得できます。
公文と比べると高く感じるかもしれませんが、時間や人数の密度、考える力を伸ばす内容を考えると、むしろコスパは良いと感じました。
トイズアカデミーに向いている子
学校の授業だけじゃ物足りない、もっと学びたい気持ちがあるお子さんにぴったりの学びの場、それがトイズアカデミーです。私の見解ですと、特にこんな子が向いていると思います。
- 学ぶことに意欲的な子
- 自分で考えるのが好きな子
- 好奇心が強い子
- 集中力がある子
- 計算や漢字が得意な子、または基礎が整っている子
- 将来的に海外留学を考えている子
学ぶ意欲や好奇心、思考力がある子にとって、トイズアカデミーは大きな刺激になる場所です。学校では経験できないチャレンジや考える楽しさを通して、お子さんの可能性をぐんと広げられます。
AI時代でも大切な“自分で考えて伝える力”
今の時代、AIを使えば文章そのものはきれいに作れます。
東大生でさえレポートをAIで作っている、という記事も見かけました。
実際、私もこのブログを書くときにChatGPTをかなり活用しています。
そんな中でふと、ChatGPTに思いきってこう聞いてみました。
「あなたがいるから上手な文章もすぐ書けるし、伝える力はいらないのでは?」
chatGPTから返ってきた答えは、
「AIには『自分はどう感じたのか』『なぜそう思うのか』を整理して、人に伝える力まではない」
というものでした。
たしかに、文章を整えることはAIが助けてくれます。
でも、“何を伝えたいのか”という中身の部分は、やっぱり本人自身の力。
トイズアカデミーで育っている
「自分で考えて伝える力」
は、これからの時代こそ大切だなと改めて感じました。
まとめ
トイズアカデミーは、学校では物足りない子の「もっと学びたい」に応える教室です。難易度の高い教材と速い進度で、思考力・読解力・表現力をしっかり育ててくれます。
- 小1〜小6向けの難易度高め・進度速めの教室
- 入室には知能検査が必要
- 国語・算数を90分かけてじっくり学ぶ
- 1年で2学年分を進む独自カリキュラム
- “考えることが好き”な子に特に向いている
- 世界トップ10大学を目指すための特別プログラムや、ボーディングスクール進学コースも用意されている

