0歳から12歳まで|トイズ系列全コースを解説

トイズ系列には、

  • ベビーパーク
  • キッズアカデミー
  • トイズアカデミージュニア
  • トイズアカデミー

4コースがあり、年齢や子どものタイプによって選び方が変わります。


この記事では 0歳〜12歳までの全コースを体系的に解説


「どのコースがうちの子に合う?」「ついていけないかも…」という悩みを持つ方におすすめです。
各コースの対象年齢・学習内容・メリット・デメリットをまとめてみました。

「うちの子はどこから入るのがベスト?」が、読み終わる頃にはスッキリ決まるはず。ぜひ参考にしてみてください。


目次

まずは全体像(4コース)をチェック❗️


『名前が似ていてわかりづらい…』
『トイズアカデミーJr.とトイズアカデミーの違いは?』
『キッズアカデミーとトイズアカデミーJr.の違いは?』

など、分かりづらい部分があるかと思います。

まずは、各コースの特徴とメリット・デメリットをチェックしていきましょう。

ベビーパーク(Baby Park):0〜3歳

ベビーパーク(以下、ベビパ)は、0〜3歳の「脳の土台づくり」に特化した親子教室
知育だけでなく、ママ・パパの関わり方を大切にしているのが最大の特徴。
「何をしてあげればいいの?」という迷いが少なくなり、子育てが楽しく感じられるようになる教室です。

学習内容の特徴

  • 五感を刺激する知育遊び(色・形・音・手指の動きなど)
  • ことばの発達を促すカード・絵本・語りかけ
  • 数や図形の基礎を自然に感じる活動
  • 運動・リズム遊びで身体能力&脳の連動を育てる
  • ママ・パパの関わり方レクチャー(声かけ・発達の目安など)

メリット

  • 家庭での関わり方が分かり、子育てがラクになる
  • 0〜3歳の伸びる時期に、脳の基礎力をしっかり育てられる
  • おうち遊びのレパートリーが増える

デメリット

  • 親子参加なので、ママ・パパの負担が大きい
  • 「遊びベース」なので、すぐに成果は見えにくい
  • 兄弟の同伴は不可で、下の子がいる家庭は通いづらい

まとめ

ベビパは、0〜3歳の今しかない時期の「脳の土台づくり」と「親子の関わり」を大切にした教室です。レッスンを通して、毎日の遊びが成長につながり、子育ての不安がグッと減るのが魅力。

“早期教育”というより、「ママ・パパがわが子の力を最大限伸ばせるようになる教室」というイメージに近いです。

 キッズアカデミー(Kid’s Academy):2歳〜8歳

キッズアカデミー(以下、キッズ)は、遊びながら“考える力”を育てるコース
カード・パズル・積み木などを使った知育あそびが中心で、まだ机学習が難しい年齢でも楽しく取り組めます。
「ただ遊ぶだけじゃなく、学びにもつながる時間を作りたい」というママに人気です。

学習内容の特徴

  • 図形・記憶・分類・言語・数の基礎を、ゲーム感覚で楽しく学ぶ
  • 正解より“どう考えたか”を大切にする指導
  • 子どもの発達段階に合わせて無理なくステップアップ

メリット

  • 遊びながら集中力・ひらめき・考える習慣が育つ
  • 幼児でも無理なく取り組め、楽しさが学びにつながる
  • 小学校の学びにつながる土台を自然に作れる

デメリット

  • 書き取り・読み書きはないため、“文字の練習をしたい”家庭には向かない
  • 子どもによっては「楽しいだけ」で終わることも
  • 目に見える成果を早く求めるママは、物足りなく感じることも

まとめ

キッズは、“遊びながら考える力を育てる”コース
カードやパズルなどの知育あそびを中心に、図形・記憶・概念・数の感覚など、幼児期の土台を楽しく育てます。机に向かうのがまだ難しい子でも入りやすく、「まずは考える力や集中力をつけたい」ご家庭にぴったり。

 トイズアカデミージュニア(Toez Academy Jr.):3歳〜6歳

トイズアカデミージュニア(以下、トイズJr.)は、小学校以降の学びにつながる土台作りを目指す、本格的な学習プログラムです。将来の学習を見据えて、本格的に学ぶ力を身につけたい子に向いています。

学習内容の特徴

  • 図形・記憶・分類・言語・数の基礎を、ゲーム感覚で楽しく学ぶ
  • プリントや書き取りなしで、思考あそび中心
  • 正解より“どう考えたか”を大切にする指導
  • 子どもの発達段階に合わせて無理なくステップアップ

メリット

  • 遊びながら集中力・ひらめき・考える習慣が育つ
  • 幼児でも無理なく取り組め、楽しさが学びにつながる
  • 小学校の学びにつながる土台を自然に作れる

デメリット

  • 反復練習や書き取りは少なく、公文のように成果が見えにくい
  • 50分集中する授業は、最初は疲れることも

まとめ

トイズJr.は、小学校の学びにつながる土台作りをするコース。キッズより本格的で、数・漢字・図形・習字など幅広く学びます。授業後に授業内容を教えてくれるので安心。最初は少し疲れるけれど、楽しみながら力がついていきます。

その他

「まだ小学生にもならないうちから勉強させるのはかわいそう?」
(キッズHP・トイズJr.のHP 「よくある質問」より)

3年間トイズJr.に通った、のんたんたんの一言

「小学生前から大丈夫かな…?」と最初は心配していましたが、トイズJr.は遊び感覚で楽しく学べる教室でした。
毎週の宿題は日記だけで、絵だけでもOK。長期休みのドリルも少なく、物語に触れながらゆるっと進められます。
反復練習はあまりないので、必要な子はおうちで少しフォローすれば安心。お友達とカードや道具で遊びながら学ぶので、子どもは“勉強”というより、ただ楽しい時間を過ごしている様子でした
とはいえ、動くのが好きな子や、このスタイルが合わない子もいます。ちょっと違うなと思ったら、無理せず別の習い事を探せばいいかな、というのが正直なところです。

 トイズアカデミー(TOEZ ACADEMY):小1〜小6

トイズアカデミー(以下、トイズ)は、小学校低学年から通える本格的な学習教室です。学校の授業では物足りない子や、より高度な思考力・学習力を伸ばしたい子に向いています。

学習内容の特徴

  • 国語・算数を中心に、学校の進度よりも発展的な内容を学習
  • 自分で考える力・表現力・問題解決力を育てるカリキュラム
  • 難しい問題に挑戦することで、子どもの知的好奇心を存分に満たす

メリット

  • 本格学習で学力・思考力を伸ばせる
  • 学校の授業では経験できないチャレンジができる
  • 将来的に、ボーディングスクール留学や難関校受験を視野に入れた学力形成が可能

デメリット

  • 家庭での学習習慣がないと授業についていくのが難しい
  • 読書習慣がないと苦労
  • 小1・小2からの入室は可能だが、努力や習慣が前提
  • まだ実績が少ないので成果は分かりづらい。

まとめ

トイズアカデミーは「学校の授業だけでは物足りない子向け」の本格派コースです。家庭での学習習慣が前提ですが、挑戦的な内容で子どもの学力や思考力を効率よく伸ばすことができます。

年齢別・進級パターン一覧

『結局、ベビパ・キッズ・トイズJr.・トイズ…どこから始めたらいいの?』

という方向けに、年齢別に進級ルートパターンをまとめてみました。

 0〜2歳スタート
パターン①いちばん王道

0〜3歳:ベビパ3〜6歳:トイズJr. 小1,2〜:トイズ

パターン② 早めにキッズ進級

0〜2歳:ベビパ2〜8歳:キッズ

パターン③キッズ短期→トイズJr.

0〜2歳:ベビパ2〜5歳:キッズ5歳〜:トイズJr.

※トイズJr.入室テスト:キッズ在室生は 5歳〜受験可

2〜3歳スタート
パターン④キッズ一本

2〜8歳:キッズ

パターン⑤キッズ→トイズJr.

2〜5歳:キッズ5歳〜:トイズJr.
※トイズJr.入室テスト:キッズ在室生は 5歳〜受験可

3〜5歳スタート
パターン⑥キッズ一本

3〜8歳:キッズ

パターン⑦ キッズ短期→トイズJr.

3〜5歳:キッズ5歳〜:トイズJr.
※トイズJr.入室テスト:キッズ在室生は 5歳〜受験可

6歳スタート

キッズかトイズJr.か。

パターン⑧キッズで学習習慣

6〜8歳:キッズ

パターン⑨トイズJr.から本格学習

6歳〜:トイズJr.

※トイズJr.入室テスト:新規生は 6歳〜受験可

小1,2スタート
パターン⑩

小1〜:キッズ

パターン11

小1,2〜:トイズ

※入室テストあり(目安:IQ130以上)


どのコースから始めるかは、お子さんのペースや興味に合わせて無理なく選ぶのがポイントです。
「うちの子はどれが向いているかな?」と思ったら、次の「お悩み別進級ルート」もチェックしてみてくださいね。

お悩み別おすすめコース

年齢別進級ルートがなんとなくわかっても、子どもの性格や家庭の状況は一人ひとり違うため、年齢だけでは最適なコースが選びにくいですよね。

そこで、よくある悩み別に最適な進級ルートもまとめてみました。

あなたの家庭に合う選び方のヒントとして活用してください

①将来留学も視野に入れて、思考力をとことん鍛えたい

0〜3歳:ベビパ
 ↓
3〜6歳:トイズJr.
 ↓
小1〜:トイズ

こんな家庭におすすめ
論理力・創造力・表現力を鍛えたい
「勉強」より“考える力”を身につけたい
将来の留学もさせたい…

ポイント
トイズJr.はトイズへ進級しやすい
思考の基礎をガッチリ作れる

②親子教室は難しい。けれど、学習習慣は身につけさせたい(共働き家庭向け)

0〜2歳:ベビパ
 ↓
2〜5歳:キッズ
 ↓
5歳〜:トイズJr.

こんな家庭におすすめ
1〜2歳から保育園に入り、親子教室に通うのが難しい
でも「考える習慣・座って取り組む習慣」はつけたい
共働きで無理なく続けたい

ポイント
キッズは“非認知能力+机に向かう習慣”の両方がつく
5歳からトイズJr.へ進むことで、思考力の伸びもしっかりカバーできる

③動くのが好き・ゲーム好き・まずは“座る練習”から始めたい

2歳〜8歳:キッズ(ゆっくり長く続ける)

こんな家庭におすすめ
活動量が多く、机に向かうことが苦手
ゲーム・パズル・遊びの要素で興味を引きたい
無理なく一定の習慣をつけたい

ポイント
キッズは「体験・遊び → 思考」の流れが強く、座る練習にも最適
長期継続で自然と集中力・学習習慣が育つ

④すでに学習習慣がある園児。思考系を強化したい

6歳〜:トイズJr.
   ↓
その後:トイズ
※入室テスト合格すればトイズから

こんな家庭におすすめ
すでに机に向かう習慣がついている
次のステップとして「論理力・創造力」を伸ばしたい
小1以降の応用学習に強くしたい

ポイント
トイズJr.は⁡「考える力」伸ばす
物語読解・空間把握・論理ゲームなど思考トレが充実

⑤学校の勉強が物足りない子

小1〜:トイズ
※入室テスト必要

こんな家庭におすすめ
就学前までに、自分で四則演算ができる

記憶力・集中力が非常に高い
知的好奇旺盛

ポイント
1年で2学年分の授業
国・数(授業)以外にタイムマネジメントや教養を学ぶ機会がある
留学コースでは英語でディスカッション授業

さいごに

トイズ系列(ベビパ、キッズ、トイズJr.、トイズ)は、年齢に応じて学び方が変わり、お子さんの成長を長くサポートできる教室です。

この記事では各コースの特徴やメリット・デメリットをまとめてきましたが、最後に全体のポイントを整理しておきますね。

  • ベビパ(0〜3歳):親子教室 × 幼児教育
  • キッズ(2〜8歳):知育教材で思考力・学習習慣をしっかり育てる
  • トイズJr.(3〜6歳):学びの土台をつなげる
  • トイズ(小1〜小6):学校の勉強が物足りない子向け。思考力・読解力・表現力を伸ばす

迷ったら「年齢」と「目的」で選べばOK

トイズ系列は名前が似ていることもあり、初めての方は混乱しがちです。
特に、
『トイズアカデミー』と『トイズアカデミーJr.』
を混同しているサイトもあるため、迷いやすいポイントです。

それぞれ対象年齢・目的が異なり、どれが優れているというより「どれが合うか」が大切です。

年齢と、今お子さんに身につけたい力を基準に選べばOK。
始めてから見直すこともできますし、進級ルートも柔軟です。

まずは体験レッスンで相性をチェック

どれだけ説明を読んでも、
子どもの反応や教室の雰囲気は、実際に体験してみないと分からない
という面が大きいです。

  • 先生との相性
  • 教室の雰囲気
  • 子どもの乗り気度
  • 親の負担感

を確かめられるので、迷っている方は体験が一番おすすめです。
もちろん、体験したからといって入会を急ぐ必要はありません。

お子さんの「強み」や「伸びるタイプ」を知りたい方へ

コース選びは、実は「わが子のタイプ」を知っておくとスムーズになります。

『うちの子にはどんな学び方が合うんだろう?』

お子さんの“強み”や“得意な伸び方”を知りたい方には、
『「強み」を生み出す育て方』(著:船津徹) がおすすめです。

世界中の教育現場を見てきた著者が、

  • 子どもの才能の見つけ方
  • 家庭で伸ばすための関わり方
  • 親がしてしまいがちなNG習慣
    をとても分かりやすくまとめていて、「うちの子はこういうタイプかも!」と気づきが多い一冊です。

教室選びや習い事選びに迷っている方にも、軸が持てるのでとても役に立ちます。


さいごに

トイズ系列のどのコースも、お子さんの成長を応援してくれる内容です。
最初から完璧に決めようとせず、体験やお家での様子を見ながら、
お子さんにとって心地よい学び方を選んでくださいね。

ママ・パパが安心して選べるように、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

新しいコースが追加されたり、条件が変更されることもあります。
最新の情報については、お近くの教室へ直接お問い合わせください

なぜこんなに複雑なのか
コースが複雑なのは、少しずつ新しいコースが追加されてきたから。
上の子がトイズアカデミーに入った2019年当時は、「ベビーパーク」「キッズアカデミー」「トイズアカデミー」だけで、とてもシンプルでした。
その後、「トイズアカデミージュニア」が新設され、最近まではベビーパーク卒業生だけが進級できるコースでした。
2025年?からは、年齢条件を満たせば一般生でも入室できるようにルールが変更。選択肢が広がった一方で、コースの仕組みが少し複雑に感じるようになってしまったようです。

目次